「塩野七生『ローマ人の物語』スペシャルガイドブック」読みました!その18
…。
すみません。やってしまいました
。
1ヶ月に2冊の書評をブログに載せる目標が…。
でも、ダメだったからといって、全てをやめてしまうのもなんなので、
「継続は力なり」で、あと3ヶ月。がんばります。
(ハート強っ!)
ということで、今回は、前回に引き続き
「塩野七生『ローマ人の物語』スペシャルガイドブック」読みました!
いうなれば、今までの全15巻の総集編です。
それが、743円で楽しめるのだから、これはこれで素晴らしい本です。
読みながら、「ああそういうことあったな。」と、よい復習になりました。
ここでは、ローマ人の名言をご紹介。
ローマの天才・英雄、ユリウス・カエサル
「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えているわけではない。
多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない。」
ため息の出る名言です。解説不要です。
五賢帝のひとり、アントニヌス・ピウス
「責任を果たしていない者が報酬をもらいつづけることほど、
国家にとって残酷で無駄な行為はない。」
今の行政に関わる人たちに、かみしめてもらいたい言葉ですね。
街道沿いに作られたある墓碑(ぼひ)の碑文だそうです。
要は、無名のローマ人のお墓に彫られた言葉です。
「これを読む人に告ぐ。健康で人を愛して生きよ、あなたがここに入るまでの
すべての日々を。」
いいですね。古代の人なのに、親近感があります。健全な精神が垣間見られます。
「ローマの女の鑑(かがみ)」といわれた、グラックス兄弟の母、コルネリア
「子は、母の胎内で育つだけでなく、母親のとりしきる食卓の会話でも育つ」
これ、個人的には、的を射ているような気がします。
深い!
と、どうですかね。やっぱりローマ帝国はすごかったと思います。
で、この本ですが、実は旅行のガイドブック的な要素もあり、
よくもまあ、あんなにカラーの写真を載せられたな、と思うくらいの本です。
(それでいて743円!)
史跡はもちろん、ローマ帝国に関係する現在の美術館も詳しく掲載されていて、
この一冊を持って、ローマ帝国巡りができる出来栄えです。
いやいや、この本からは、ホントに多くのことを学びました。
これを生かすも生かさぬも、今後の自分次第ですね。
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