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2011年1月31日 (月)

「昭和16年夏の敗戦」を読みました!②

読書感想文、第2弾です。

「昭和16年夏の敗戦」を読みました!

002  

作者の猪瀬直樹氏は、作家ですが、現在は、東京都の副知事です。

単行本として、発刊されたのは、1983年8月と、結構、昔のことですが、

今読んでも、とても勉強になります。

 

私は、ツイッターがきっかけで、この本を手にしましたが、

根本は、塾の先生を始めて、間もない頃。

歴史の授業で、第2次世界大戦を説明の予習をしているときに、

「あれっ?中学校のテキストじゃ、日本がアメリカに戦争を仕掛けた理由が?だぞ」

と、自分の当時の知識では、どうも日米開戦のつじつまが合わないことに気づき、

そこから、もう一度、色々な参考書や本を読んだこと、でした。

それから、第2次世界大戦から、日米開戦、そして敗戦に向かうまでの

道のり、そして現代に続いていることについて、に少々敏感になりました。

 

で、この本の題名の「昭和16年夏」ですが、西暦に直すと、1941年、です。

気づかれた方も多いと思いますが、

終戦(日本では、「敗戦」とは言わないのが不思議ですが。)は1945年8月ですから、

この時点で、実は「敗戦」が確定していた、という内容には、驚嘆です。

 

私も、私なりに、つじつまが合うように、色々と近代史については、

文献を読んできたのですが、この本で、最初に知ったのが

「総力戦研究所」なるものが存在していた、ということです。

そこでは、模擬内閣が作られ、平均年齢33歳のエリートが、

ほぼ的確に日本の負け戦を、なんと開戦前に、予想していたのでした。

 

が、何故、あの戦争を止められなかったのか。

そこは、勝間和代さんの言葉を借りれば、

「『空気』で物事が決められていく。日本の意思決定のやり方は、

戦前と変わらないのかもしれません。」

という感想に集約されると思います。

開戦への過程は、この本を読んでいただければ、詳しくわかりますが、

これが、今の政治でも続いているのが、恐い。

 

この戦争は、まだ歴史的な判定が難しい位置にいます。

「太平洋戦争」という人もいれば「大東亜戦争」という人もいます。

それぞれの見方で、そう呼んでいるようです。

 

ただ、あの戦争が、今に続いている(大きな影響を与えている)ことを考えれば、

やっぱり、どう捉えようが、正確に、近代史を学ぶ必要は、あるんじゃないか、

と、思えます。

「バランスを欠く」ことは私は避けたいのですが、右も左も分からないのに、

「バランス」はないだろう、と思うので、難しい問題だからこそ、

自分なりの考えは、しっかり持っているようにしたいと思っています。

 

そんな、よい参考書になるんじゃないかな、と思えた本でした。

この「昭和16年夏の敗戦」は。

 

 

 

 

 

 

 

 

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